(日本語の記事はこちら。)
プロジェクトの詳細です。
業者
うちのソーラーシェアリング発電所を建ててくれるのは、屋上設置と地面設置の太陽光発電システムで12年の経験を持つセラテックつくばという地元の業者さんです。
その他に技術指導としてソーラーカルチャーの松岡顕さんに、手動式パネル回転システムの設計をお願いしています。回転システムのおかげで、パネルの角度を変えることができるのですが、これはいろんなときに便利な機能です。太陽光発電を最大に伸ばせるというメリットもありますが、その他に例えば(もしニワトリから暗いと文句を言われた場合)パネルの角度を変えて地面のほうをもっと明るくしたり、あるいは台風が来たときにパネルを水平にして(ゼロ角度)風の抵抗を抑えたりすることも出来ます。
発電所
最新の設計ではが、発電所の総出力は42kWで、言い換えますと120Wの太陽光パネルが合計約350枚ということになります。
ソーラーシェアリングで使われるパネルは、屋上や地面設置で一般的に使われるパネルよりは小型です。ソーラーシェアリングではパネルが地上3メートルの高さのパイプに取り付けられるので、より軽く、より小さくする必要があります。その理由は主に2つです。
1.構造物全体の安定・安全のため
2.地面は農作業に使われる前提なので、日に当たる部分と日陰の部分を均等に分配するため
しかしこの120Wのパネルは、実は、これまで見てきた他のソーラーシェアリング発電所で利用されているものより大きいのです。
つい先月までは、うちは100Wのパネルを使うと思っていました。100W だと、発電所の出力を計算したり、あるいは逆に一定の出力を得るには何枚のパネルが必要か、計算するのがとても簡単です。
例えば、42kWの発電所には、100Wのパネルが何枚必要?
答えは超簡単:パネル420枚。(= 42 x 1000 / 100)
しかし:42kWの発電所には、120Wのパネルが何枚必要?
答え:…….. (パソコンの電卓を開いて)……. パネル350枚 (= 42 x 100 / 120)
120Wだと、頭を少し使わないといけないのです。
私たちの発電所のパネルは単結晶、6インチのセルです。パネル1枚当たり27セル(3x9)です。
セルには、5インチと5インチと、二つのサイズがあります。どうして2種類あるのか?どちらが一般的なのか?サイズ以外に違いがあるか?とてもいい質問です。グーグル先生はきっと答えを教えてくれます。
現在の計画では遮光率が33%、つまり太陽の光の3分の1はパネルに当たって、3分の2が地面に届きます。木のある公園を想像するといいです ―― 明るくて暖かいのですが、まぶしくて熱くはない、という感じです。ただし、もしうちのニワトリがまぶしくて熱いほうがお好みという可能性も想定して、土地の一部を一切パネル無しで残しておきます。ニワトリが選べるように。
以上、プロジェクトの詳細でした。
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