Tuesday, August 25, 2015

ニワトリの高級住宅

(English article [There are slight differences in the content] )

ニワトリの新居ができました!

ニワトリの新居!


新しい鳥小屋は古い小屋のすぐ隣です。


古い鳥小屋(真ん中)のとなりに新しい小屋が見えます。

ただし、内装(=止まり木など)と運動場のフェンスがまだ完成していないので、ニワトリは後数日間、古い小屋にいます。

二つの小屋を人間の住まいに例えるなら、古い鳥小屋は築20年の1ROOMアパート、新しい鳥小屋はプロのデザイナーによる新築の高級住宅です。

実際は、古い小屋は素人(=信夫と私)がDIYで作ったものですが、新しい小屋は日本建築が専門の大工さんがオーダーメイドで作ってくださいました。
その違いは見た目・機能性・強度とあらゆる面で歴然としています。

仕事中の大工さん


ちょっとやり過ぎじゃないか?と疑問に思う方も多いでしょう。
古い小屋でも十分だったのに、どうしてわざわざ贅沢な鶏舎を建てるのか、と。


確かに今は自作の古い小屋でも十分機能を果たしていますが、将来のことを考えると、ちゃんとした鶏舎を作っておいたほうがいいと判断しました。例えば、今はまだ夏で暖かいので、壁が4方面とも網でできている古い小屋でも問題ないのですが、今から2~3ヵ月後に寒くなると、このままでは小屋が寒すぎて使えなくなります。また、ニワトリは後2ヶ月で卵を産み始めますが、古い小屋には産卵箱が付いていません。
元々の予定では、古い小屋をその都度改造(板を張ったり産卵箱を付けたり)する予定でしたが、縁があってちゃんとした小屋をプロに建ててもらえる機会があったので、その機会を逃がすまいと、早速作ってもらいました。結果、予想以上に立派な鶏舎ができました。


新しい鳥小屋の中の様子





何が特別か

新しい鳥小屋はいろいろと工夫が施されていて、ニワトリからしても、ニワトリの世話をする私たちからしても、とても使いやすい小屋です。

その工夫を紹介します。

*** 空間 ***

新しい小屋は前の小屋より面積が大きめで屋根も高いので、古い小屋に比べるとニワトリが立体的に使える空間はかなり広くなります。(もちろん昼間は外の運動場も使えますが、寝る時や食事の時に使う鶏舎自体も広いほうがいいです。)


*** 屋根の断熱 ***

小屋の屋根はトタンで出来ていますが、トタンの下に断熱材が張ってあります。

トタンの特徴は夏の日差しでフライパンのように暑くなることです。トタンの屋根が暑くなると、小屋の中まで気温が上がります。暑さに弱い鳥には迷惑です。古い鳥小屋はまさにそうでした。

新しい鶏舎は屋根と上部の壁に断熱材が貼ってあるおかげで、夏の暑い日でも、中に入ると涼しいです。断熱材の驚異的な効果に私も驚きました。

屋根と上部の壁の断熱材


*** 水飲み場 ***

新しい鶏舎まで井戸水の水道管を引いて、蛇口を設けました。蛇口を常に少し出しっぱなしにして、ニワトリがいつでも新鮮な水が飲めるようにしました。ニワトリは特に暑いときは水をたくさん飲みます。そして(当然ですが)新鮮できれいな水を飲みたがります。古い鶏舎では水をプラスチックの容器に入れて、一日2回換えていました。それでも水が汚れるしぬるくなります。
新しい鶏舎では、ニワトリが常に新鮮な水が飲める上に、私が毎日水を替える手間が省けられるという、一石二鳥の工夫です。

蛇口と水の受け皿


水が鶏舎の外の排水溝に流れ落ちます。


*** えさ置き場/作業場 ***

新しい鶏舎の北側には1メーター幅の通路が設けられています。飼料置き場と作業場です。
これまで使っていた小さい物置は常にパンク状態だったので、新しい収納スペースができてありがたいです。それに、エサを混ぜる作業や卵を集める作業のスペースとしても使えるのでとても便利です。

北側からのビュー。開いたドアから通路(置き場/作業場)が見えます。

新しい鳥小屋の中からのビュー。開いたドアから通路が見えます。


*** 産卵箱 ***

正面から見ると普通の産卵箱です:

産卵箱:個室を12個設けました。


後ろ(通路側) から見ると、扉が付いているのが分ります。

産卵箱の後ろの扉




卵を集める時は、ニワトリの空間に入らずに後ろの通路側からできます。ニワトリが人間に邪魔されずに済みます。ニワトリも私たちも嬉しい工夫です。


*** 腐葉土のカーペット ***


平飼い/放し飼いのニワトリは、鶏舎が土間になっていることが大事です。土の上の糞をすると、糞が腐ることなく乾燥して土に戻るので、鶏舎は臭くなりません。しかし雨の日が続く時など糞が乾燥しにくい時は、やはり少しは臭くなります。そこで、教えてもらった一工夫は腐葉土のカーペットです。というのは、鶏舎の中の土の上に、籾殻と米ぬかを混ぜて醗酵させた「腐葉土」を敷くのです。醗酵の力でニワトリの糞もきれいに分解されるそうです。
近くの農家さんから籾殻と米ぬかをたくさんいただいて、それに場所もお借りして、腐葉土を作りました。今醗酵中で、後ほど新しい鳥小屋に運ぶ予定です。

教えていただいた腐葉土の作り方:籾殻と米ぬかの層を重ねて、
水をたっぷりかけて足でたくさん踏んで、数週間そのままにします。
発行中の腐葉土。

以上、新しい鳥小屋の工夫の紹介でした。これらの工夫を経験に基づいて考えたのは、近くにお住まいの、うちらの養鶏アドバイザーの小島さんです。いつもありがとうございます!

最後はペンキを塗って新しい小屋は完成です。ペンキは防腐剤としての役割です。

ペンキ塗りに夢中の信夫、その1
ペンキ塗りに夢中の信夫、その2
鳥が速く引っ越せるように、今は運動場のフェンス作りを急いでいます。